とある日本の新興電動自転車ブランドさん。クラファンでスタートし、現在、販売は大手自転車通販サイトのみで、電動部分はメーカー直対応、自転車部分は近所の自転車屋さんでお願いというスタイル。どうしても近所の自転車屋が対応無理な件はメーカーカスタマーサービスを受けている、メーカー近所にオープンした新人ショップが外注で受けているとのこと。
ものづくりにもこだわりがある会社の企画のようですが、現状の日本の自転車状況のなかでは、これではダメだなあと思います。
この自転車をその通販で購入された方が、リアチューブ交換を市内の自転車屋に断られて次に弊店に電話にてご相談いただきました。私はこの時点で、この自転車の存在を知りませんでした。
話を聞かせていただくと特殊工具も必要ということらしいのですが、それ以前に、正規取引していない独自自転車なので、パーツも取れるかわからないなかで、お客様リスクない状態では修理できませんと私もお断りさせていただいたのですが、納得されていない感じをお受けしたので、自転車にまつわる店舗販売修理の世の中の状況と、プロレベルで自転車を整備できる知識と技術がある方だけが通販サイトを利用すべきという私の考え方をお伝えして、ご納得いただけました。
自転車はどこでどのように買っても同じと思われていたとのことでした。
で、私も先程、そのメーカーに電話しました。一番近くの代理店(契約している自転車屋)を教えてもらい、そのお客様にその店舗をご紹介しようと思いまして。そうしたらば、冒頭に書きましたように、直販(通販)のみの販売形態ということを、非通知でかけてこられたそのブランドのカスタマーサービスを受けているショップさんから聞きました。
みなさま、自転車購入は、購入後の修理を依頼するショップで購入しましょう。
自転車は、相談して納得のいく話とサービスを提供している、通うことのできる自転車屋で、購入しましょう。